私がプロ野球を見始めた80年代は、どの選手も同じようなユニフォームの着こなしをしていました。
今のプロ野球選手の着こなしとは全然違います。時代と共に流行があるんでしょうね。そこには科学的根拠もあるんでしょうけど。
■アンダーシャツ
まずユニフォームの上半身、上着の部分。
大きく違いを感じるのはアンダーシャツです。
アンダーアーマーが出てきてから一気に人気になった、肌にぴったりしたアンダーシャツは昔はなかった。
そして私が羨ましいと思うのは、今のアンダーシャツは一色でTシャツっぽくなっている点ですね。
昔は袖の部分だけ黒や紺色などの色になっていて、隠れている胴体の部分は全部真っ白でまるで下着のような感じでした。
アンダーシャツだけ着ているとダサかった。今のはTシャツっぽいからいいよね。
■パンツスタイル
昔と一番の違いを感じるのはパンツスタイルです。
80年代のプロ野球選手は、パンツ(ズボン)丈はふくらはぎくらいまでで、ストッキングとアンダーソックスが見えるのが当たり前でした。
それが90年代くらいから、だんだんパンツ丈が伸びて行き今では完全にストッキングが隠れているスタイルが半数以上じゃないでしょうか。
もしくはイチロー選手のようにストッキングを見せる着こなしの選手もいますが、見えているのはストッキングだけでアンダーソックスまでは見えないタイプ。
この着こなしは、特に脚の速い野手に多いですが投手ではほぼ見かけませんね。メジャーでは見かけますが。
今のプロ野球選手のパンツスタイルはこの2通りですね。
80年代はこの中間って感じでしたが、今は極端にどっちを選択するかって感じですね。
野手はどういう基準でタイプを選んでいるんでしょうか?
例えば今年の注目ルーキーで見比べてみると、同じショートでも中日の根尾選手はパンツ丈が長いタイプのユニフォームを着ていますが、広島の小園選手はストッキングが見えるタイプを選択しています。
動きやすさにどれだけ違いがあるんでしょうか?
この先もユニフォームの着こなしスタイルは変わって行くんでしょうね。10年後、20年後今の着こなしを見た時どう感じるんでしょうか?
ちなみに高校野球は昔からほぼ変わっていませんね。
アンダーシャツの素材は変わっていますが、パンツスタイルにはほぼ変化はありません。
と言うか、高校野球ではくるぶしが隠れてるほど長いパンツはルール上ダメなんだと思います。
高校野球では色など制限が細かいですからね。