昨日の甲子園第4試合、早稲田実業と大社高校の試合はおもしろかったね~
まだ大会が終わってないけど、今年のベストゲームの上位にランクインしそうです。
結果は、延長タイブレークの末に、後攻の大社高校のサヨナラ勝ちで終わりましたが見どころ満載でした。
特に9回裏の早稲田実業の守備ですね。
同点でランナーが2・3塁。1アウトの場面。
当然3塁ランナーが帰ればサヨナラの場面なので、早実は絶体絶命のピンチ。
そこで早実の和泉監督はレフトの選手を交代させる。
その選手がなんとピッチャーのすぐ横、ショートの前に守らせ、内野5人シフトに!
この5人シフトが見事にハマり、5人目の内野手レフト西村選手のところに内野ゴロが飛んで、1塁に投げて2アウト、3塁ランナーがそのすきにホームを狙うもタッチアウトで3アウト。早実がピンチを逃れ延長戦突入になった瞬間。
これは痺れましたね~
さすがベテラン和泉監督。監督の経験値の高さを感じました。
今朝の日刊スポーツの一面はこのシーンになっていました。
記事を読むと、このシフトふだんから練習していたみたいです。
とは言え、このシーンで5人目の内野手として守った西村選手は1年生。普段は二塁手らしいです。
緊迫した場面で、よくミスなく捌きましたね。
そして、その西村選手を守らせたポジションも絶妙だったと思います。
相手打者が左打で、それまでの打席でずっとレフト方向への打球が多いことを理解していた上で、ピッチャーのすぐ横の三塁側を守らせた判断。
日刊の記事だと和泉監督の現役時代は、こういうシフトでピンチを凌いだ経験があったそうです。
近年は金属バットになって打球も速くなっていたので、こういうシフトを見る経験はありませんでしたが、ことしから低反発バットになった影響も少なからずあるのかも知れません。
私も長年高校野球を見ていますが、内野5人シフトって見た記憶がないので、珍しいプレーが見れて感動しました。しかもドンピシャでハマる。
個人的に、あーいうトリックプレーは好みなので、良いものが見れました。